About STEICO

STEICO社は、木材を使用した革新的な建築製品を数多く生み出しているサプライヤーとして、ドイツ本社をはじめ製造拠点を4拠点に広げています。業界最大のエコロジー断熱材の製品群と革新的な木造建築工法を取り扱うことで、欧州市場において独自の地位を確立している会社です。

製品そのものだけではなく製造工程・原材料調達・配送など全ての面において持続可能的な姿勢を基盤として形成することを重視しており、常にエコロジーと社会的責任に配慮した行動が根付いている企業です。

また、様々な機関において品質の保証・認可を取得しており、持続可能な建築製品のパイオニアとして顧客から深い信頼を得て、国際的基盤を広げています。

Always Sustainable

世界各国に広がる
木質建材の可能性

樹木は何十年という年月をかけて成長するもので、常に光合成で二酸化炭素を吸収し成長し続けます。その樹木の特性が、世界の気候変動問題に対して直接的アプローチができる取り組みになると注目され、現在では世界中で木材の利用が促進されています。

注目すべきは伐採されて木材となっても吸収した炭素(CO2)は固定されたままで放出されることはなく、樹木の光合成によって問題の大気中の二酸化炭素を固定化させているのと同義だとみなすことが可能です。

その炭素は、 木材として燃やされるないしは樹木がそのまま朽ちることがなければ大気中に放出され流ことはありません。世の中に木製品が増えれば増えるほど待機中の二酸化炭素を減らすことができるのです。

Future

森林資源を活かし未来へと繋ぐため、持続可能な建築製品のパイオニアとして日々取り組んでいます。

Future 01

欧州のエコ建築においてここ数年求めれるようになった成長する資源(木材など循環できる自然素材)をどれだけ使うかという観点において、成長する資源とはいえ使い続けるだけでは枯渇するという課題があります。PEFC認証を受けた森林では「1本の木を伐採したら2本の木を植樹する」という取り組みで森林の保護・管理・運営が正しく行われ、STEICO社では、こうしたPEFC認証の木材のみを利用しています。

若い樹木は、成長スピードに合わせて二酸化炭素の吸収量が変わり、樹齢11〜20年でそのピークを迎えます。その後は次第にその量は減っていきます。若い樹木を循環的に育てては伐採して利用すること、そして新たに植林して山の環境を守り続けることは、脱炭素化や資源の問題という点において必要な解決策であるとのことからこの取り組みが続いているのです。

Future 02

STEICO社には、環境配慮(エコロジー)だけではなく、建築が地球上の全ての生物に与える影響を考えること(バウビオロギー)まで責任を持つべきだという考えが、企業理念の土台として根付いています。「原材料の調達・生産プロセス・流通」など全てにおいてその姿勢を持ち続けており、実際に過去5年間で環境に配慮した生産プロセスに対して4000万€以上を投資するなど、STEICO社は持続可能な建築製品のパイオニアとして模範となる取り組みを示しているのです。

エコロジカルな取り組みが企業に求められる制度が多い欧州においても、シュタイコ社の「サスティナブルレポート」は先進的、かつ常に進化し続けています。シュタイコ社のあらゆる活動において、環境・経済・社会的な側面から持続可能な社会の実現に向けて行われる独自のサスティナブルな取り組みは、世界各国から評価を受けています。

レポートを読む

Feature

Feature 01

ドイツ・ミュンヘン近郊にある本社を拠点に、近隣国であるポーランド、フランス、イギリスに製造工場と研究施設を構え、27の生産ラインを持つ世界でも最大規模の木繊維製品の製造メーカーです。使用される木材は、全てFSC認証やPEFC森林認証を受けるだけでなく、工場から半径150km圏内の木材を利用することで輸送エネルギーの削減に取り組んでおります。また、製造工場の電力は製造過程で余った端材をバイオマス燃料として利用し、外部からの電力購入を抑えることでCO2排出量の削減に繋げています。

Feature 02

環境と安全性を証明する様々な認定書を取得しています。森林の持続可能性と環境適合性を証明するPEFC森林認証や、適正に管理された森林から産出した木材などに認証マークを付けるFSC認証、製品では、製造から廃棄に至るまでのライフサイクルにおける環境負荷を評価したIBU(建築環境宣言)のEPD環境宣言などの認定を受けています。人の健康への影響に関しては、ローゼンハイム生物学研究所(IBR)において製品テストを行い、無害であること証明されたものです。

History

1986 前身となるシュタインマン社を設立。
1998 針葉樹ファイバーボード生産工場操業開始。
2001 「STEICO Aktiengesellschaft」に社名変更。
2002 充填断熱材STEICOflex生産開始。吹き込み断熱材STEICOzell生産工場立ち上げ。
2005 ポーランド製造拠点を拡大
2006 STEICOウェブビーム生産開始。
2007 IPO / 新規株式公開。
2008 フランス製造拠点を取得。乾式法による耐圧縮性木質繊維断熱材の製造工場操業開始。
2010 ポーランド製造拠点を拡大。断熱材100万㎥の生産を達成。
2011 TEICO AG(株式会社)からSTEICO SE(欧州株式会社)へ。ポーランド製造拠点拡大。
2013 STEICO本社の建設。
2014 ポーランド製造拠点拡大。
2015 単板積層材の自社生産開始。
2017 日本での取り扱いを開始。
2018 ファサード改修用のSTEICOprotect製造開始。
2020 ポーランド新拠点立ち上げ。木質スタッド壁部材生産工場の稼動開始。
2021 屋根・天井部材生産工場の稼動開始。
2022 フランス製造拠点の拡大。
Always Sustainable

Feature

建築先進国である欧州の国々からひとと環境に優しい素材だけを輸入販売する商社として木繊維断熱材のSTEICO社と出会い、日本での独占販売を決定して以降、数々の製品を日本でリリースし施工体制・ドイツ本国での研修の開催など様々な取り組みを行なってきました。

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